わさおの俳句教室日誌・「立冬」~15.11.11分
今年の春、小学校5年生時以来の親友、Kさんがここ数年来俳句修業に勤しんでいることを知った。驚いた。まさにカルチャーショックである。それに触発され、2015年5月13日から、Kさんと一緒の俳句教室に通い始めた。
あれから、半年が過ぎた。早いものである。
俳句教室のメンバーは、先生を含め、11人である。俳句教室では、あらかじめ設定された兼題で作った三句、俳句教室の場で設定される席題で作る一句の計四句の人数分が集合する。
これについて、各人がいいと思う句を6句選ぶ。結果、総得票数は、66句となる。得票数が多い句と少ない句、得票数が多いメンバーと少ないメンバーという具合に、結果は分かれる。
得票数の多寡が俳句の良し悪しを決めるとは限らないのかもしれない。が、できるだけ得票数が多くありたいと思うのは、人情である。
俳句は、五七五の十七音字で作るが、そのうち季語が五音字はあるから、残り十二音字をいかに表現するかになる。たった十二音字しかない。
俳句教室における半年間の俳句修業を振り返れば、季語以外の十二音字の全部がありふれた言葉であれば、得票はゼロだ。したがって、ポイントは、十二音字のうち半分程度、まあ五音字は、ありふれていない言葉を使うことである。
とはいうものの、このポイントを実践することは簡単ではない。が、漫然と季語以外の十二音字を詠めば、ありふれた言葉になってしまう。常に、五音字は、ありふれていない言葉を使う、と決め、意識的に実践するしかない。
11月11日の俳句教室においては、兼題は「林檎」、「立冬」、「当季雑詠」、席題は「おでん」である。
以下に、11月11日の俳句教室におけるわさおとKさんの俳句を掲げる。
津軽わさお作
見晴るかす津軽平野はりんご市
風吼える立冬の朝赤き頬
今朝の冬雑巾かける手の白し
おでんなら津軽は太宰味噌おでん
Kさん作
りんごかむ歯がなき今はおろし金
今朝の冬木々の葉落とし加速して
登校に手袋はく子目立つ今朝
おでん酒しみて心がまるくなり
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