わさお日記

わさおの時事川柳・五行歌、俳句、短歌、十行歌、その他

わさおの俳句ポスト投稿・数撃ちゃ

 俳人津軽わさおが腕試しと研鑽に努めている場は、「俳句ポスト365」である。「俳句ポスト365」は、愛媛県松山市が運営する俳句の投稿サイトであり、津軽わさおは、2015年7月17日から投稿を開始した。

 「俳句ポスト365」には、毎回、全国から3,000句に及ぶ投句が集まる。この中で入選を果たすこと、それが目標である。


 「俳句ポスト365」では、毎回、火曜日に「今週の俳句道場」が掲載される。初級者向け解説コーナーであり、津軽わさおは、熟読玩味し、勉強に努めている。

 第128回 2015年9月10日週の兼題「秋の雲」に係る俳句道場において、次の●の質問とそれに対する〇の回答が掲載されている。

●組長様、皆様、いつも本当にありがとうございます。ますます句が増えているとのことで、毎週どんなに大変なことかと心配しております。かくいう自分も、投稿を始めた頃は吟味して2句に絞っていましたが、最近はとにかく選ばれたくて、数打ちゃあたるかとばかり、数句投稿してしまいます。ところが逆に全ボツです。結局駄作を増やして、組長、皆様の労力を増やしているだけのようで反省しきり。一人2句まで(いや、せめて4句?)と決めていただいても良いかと思いますが、どうでしょうか。いずれにせよ、感謝感謝です。お体大切に。/あき輝りん

〇おおー、あき輝りん君、俳号に名字をつけてくれてありがとう。初心のあいだは、類想類句の区別がつきませんから、なんでもいいからどんどん送ってもらってOKです。そこが、紙ベースの俳句欄との一番大きな違いですので、それを利用して下さいね。実力がついてくると、自選ができるようになりますから、自ずと投句数もセーブできるようになってきます。安心して投句して下さい。

 〇の回答の主は、選者の夏井いつき先生である。なんとか入選を果たしたいと思いつつ、一方で何句も投稿してご迷惑をかけるのはどうかと思うのは、初心者としての人情である。

 
 「俳句ポスト365」への投稿では、質問者の方が言われるように「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」のかどうか。

 「俳句ポスト365」では、入選が「天、地、人、並」に分かれる。毎回、全国の700人程度から、3,000句程度が投稿される。入選の「天、地、人、並」の内訳は、天の俳句1句、地の俳句10句のほか、大体、人選の俳句200句、並選の俳句300句といったところである。

 3,000句の投稿のうち、入選句は500句程度で、残り2,500句は、ボツとなる。17%が入選で、83%がボツというのは、厳しい。

 入選割合が17%であるから、単純に考えれば、6句投稿で1句入選する計算だ。

 だから、「俳句ポスト365」における平均的な句作レベルにある投稿者が1句入選するためには、6句は投稿しなければならない。

 くだんの質問者の方が述べている「一人2句まで(いや、せめて4句?)と決めていただいても良いかと思います」は、危険だ。一人2句まで、せめて4句だと、下手をすれば、永遠に全ボツになりかねない。


 2015年9月29日、津軽の地に俳句集団「宇宙(そら)」が誕生した。主宰は、津軽わさおが務める。メンバーは、主宰を含み、男子3人、女子2人の計5人である。

 俳句集団「宇宙(そら)」の誕生以降は、「宇宙(そら)」全体として「俳句ポスト365」に投稿する気持ちで取り組んでいる。

 それまでは、津軽わさおが一人で投句し、その回数は、全8回である。そのうち、1回目から7回目までは各2句、8回目は4句の投句だから、全8回で18句を投稿したことになる。

 その全8回の結果は、5並選、1よしあきベストセレクション、2全ボツである。

 先ほど「3,000の投稿句のうち、入選句は500句程度で、残り2,500句は、ボツとなる。17%が入選で、83%がボツというのは、厳しい」と述べた。これに照らした場合、津軽わさおが一人で投句した、全8回における18句の投句で5並選は、入選割合が28%であるから、なかなかのものである。

 これは、ちょっと驚く結果だ。たかが俳句作り、されど俳句作り、である。



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