なでしこジャパン・「なでしこジャパンでないみたい」
2016年2月29日、女子サッカーのリオデジャネイロ五輪アジア最終予選が始まった。4大会連続の五輪出場を目指すなでしこジャパンは、初戦でオーストラリアにまさかの1―3で敗れ、黒星発進となった。
長年にわたり、なでしこジャパンを牽引してきた澤穂希選手が引退した後であり、なでしこジャパンの戦いぶりが大いに注目された。
でもまあ、なでしこジャパンの強さからすれば、苦戦したとしても、初戦のオーストラリア戦は、1点差で勝ってくれるだろうくらいに思っていた。
しかし、結果は、1―3での敗戦だ。初戦の戦いぶりを観ていると、なんか、なでしこジャパンでないみたいである。
今後のために、初戦の戦いぶりについて、感想をまとめておく。
第一に、総じてなでしこジャパンは元気がなかった。当日は、風が強く、気温も低く、コンディションは良くない。しかし、その点は、オーストラリアにとっても同じだ。むしろ、南半球のオーストラリア選手の方が堪えるだろう。
なぜか、なでしこジャパンの選手は、元気がない、あるいは覇気がないように観えた。たった2枠の五輪出場権を獲得するに当たってのプレッシャーがそうさせるのかも知れない。
第二に、プレーに粘り強さとか、しつこさがなかった。パスをしても相手ゴール前に持ち上がれない。持ち上がる前に、相手選手に奪われてしまう。相手守備陣を突破するだけのキレもない。
第三に、なでしこの選手をサポートしてくれる選手の連携が不足している。あそこにもう一人なでしこの選手がいてくれればの場面、けどいない。
第四に、相手選手をマークする守備陣の密着度が足りない。肝心の時に、ドンピシャリでシュートを決めさせてしまう。
第五に、なでしこのプレーの精度が落ちている。ここで決めればの場面で、決めれない。それも、決めれる場面でだ。焦れば焦るほど、空回りする感がある。
なんか、初戦のオーストラリア戦は、1―3の敗戦のとおり、力負けである。いつもは、後半にバテテくるオーストラリア選手が全然バテない。どころか、あれよあれよで、追加点の連続である。
やっぱり、なでしこジャパンは、澤穂希選手がいて、宮間あや選手がいなければな。とは思いたくない。
されど、事態は緊迫してきている。あとは、全勝するしかない。そして、なでしこジャパンだからこそ、やってくれると思いながら、全力で応援するしかない。
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