わさおの俳句教室日誌・「新涼」~15.08.26分、その1
津軽のシニアブロガー、わさおは、2015年5月13日から、俳句教室に通っている。
俳句教室に通い始めた理由は、ただ一つである。それは、小学校5年生時以来の親友、Kさんがここ数年来俳句修業に勤しんでいることを知り、彼と俳句作りを通して一緒に遊びたい、の一点だ。
この日は、Kさんが所用のため、欠席した。宿題の三題については、先生に提出済みであったが、彼と席を隣り合わて、席題に取り組むことはできず、残念だった。
俳人、津軽わさおは、日々俳句作りに精進しているが、座右の書は、7月に、ネット通販で購入した「あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか (新潮文庫) 」である。
俳句修業の折々で、この本を読ませてもらっているが、そこに書いてあることを鵜呑みにするつもりはない。人間は、自分の頭であれこれ考え、熟読玩味する必要があるからだ。
それはさておき、その後、ネットサーフィンをしたら、著者の辻桃子さんは、当代一流の俳人であり、驚くことに、2000年4月から、津軽わさおの本拠地の津軽に在住である。
自分は、顔が広いことを自負しているのだが、辻桃子さんのことも、そして先生が津軽在住であることも、存じ上げなかった。俳句作りを始めたのは去る5月からだから、無理もない。
いずれにしても、これを一つのご縁とし、俳句作りにますます精進していきたい。
「あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか (新潮文庫) 」の102頁には、■月並は避ける、との注意点があり、次の三句が掲げられている。
夏立ちて 急ぎ始むる ダイエット
ウェストの 急に気になる 衣更(ころもがえ)
大西瓜 食べてまたまた やせなくちゃ
で、辻桃子先生曰く。
女性としては大いなる課題のダイエットも、こう類句が多くてはうんざり。俳句の素材として「ダイエット」は月並だ。誰かダイエットをテーマに誰も言わなかったほど鮮烈な文学的香気豊かな一句を仕上げてほしい。
これを読んで、津軽わさおが作る俳句のテーマの一つは、「ダイエット」に決まった。なにせ、人生日々挑戦をテーマとし、その一つが「ダイエット」だからである。
私は、1年3か月間に及ぶダイエットの結果、体重を77.2kgから62.6kgへと、-14.6kgの減量をしているのだ。
8月26日の俳句教室における席題の一つは、「新涼」である。
新涼(秋の季語)とは、秋の訪れとともに、暑さが弱まっていくことで感じられるようになった涼しさである。言わば、秋らしいさらっとした爽やかさがある。涼新た(りょうあらた)、秋涼し、秋涼(しゅうりょう)ともいう。
秋は実りの秋である。秋の訪れとともに、爽やかな涼しさを感じながら、さあ食うぞ、となる。だから、前出のダイエットを志したオバチャンたちは、あえなく撃沈され、肥える。
しかるに、-14.6kgの減量をした経験者からすれば、新涼の今、さあ食うぞ、は同じでも、-14.6kgの減量前のデブ状態が懐かしくなるのだ。そこで。一句。
津軽わさお作
秋涼し ああ懐かしや 二段腹
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