わさお日記

わさおの時事川柳・五行歌、俳句、短歌、十行歌、その他

<熱中症対策>なぜ塩分補給も必要なのか?

 今夏の日本列島を形容すると、猛暑列島どころか、灼熱列島である。昨今は、日本列島の北や南の区別もなく、どこもかしこも、猛暑、灼熱のオンパレードだ。

 地球温暖化が年々進行し、その悪影響の一つとして、夏の猛暑がますます酷くなっている。今や、夏の猛暑は、単に暑いという次元のものでなく、それ自体が災害である。
 

 なんとかならないの。と、全国の人々が誰しも思う。が、残念ながら、現状では、なんともならない。

 結局、私たち、一人ひとりが猛暑に立ち向かい、熱中症対策を講じるしかない。


 熱中症対策には、水分補給だけしているのでは駄目だ。なんとなく、汗を大量にかいたら、水分補給すればいい、という具合に考えがちだが、それでは不十分である。

 必ず、水分補給及び塩分補給を一緒に行う必要がある。なぜか。その理由を以下に掲げる。

① 汗をかくことで、体の中から水分を外へ出してしまい、体の中の水分が不足する。水分不足で体の調子が悪い状態を脱水状態という。

② 汗をかくと、水分だけでなく、水分と塩分が同時に体外へ流れ出る。その証拠に、汗をかいたときに、自分の腕をなめると、しょっぱい。

 これは、汗の中に塩分が含まれているからで、汗をかくと、水分と塩分も同時に外に出されてしまっているのだ。

③ この場合、塩分補給をしないで、水分補給だけをすると、不都合が起きる。

 普段、体内の塩分濃度は一定だが、汗を大量にかくことによって、水分と一緒に塩分も汗として体外に出るため、体内の塩分濃度が低下する。

 このとき、水分補給だけをすると、体内の塩分濃度を更に低下させる。すると、体は、補給した水分について、それ以上塩分濃度を下げないために尿として排泄してしまう。すると、今度は、水分が体内に吸収されないために、脱水症状が進行してしまう。

④ したがって、脱水症状からの回復には、水分補給と塩分補給を一緒に行うと、体内の塩分濃度を適度に保ったうえで、水分がスムーズに体内に吸収されることになる。

⑤ だから、汗をかいたら、水分補給と塩分補給を一緒に行うことが大事である。水分と塩分を一緒にこまめにとることが熱中症の予防になるのだ。


 熱中症対策として、水分補給と塩分補給を一緒に行う方法は、スポーツドリンクを自分で作り、冷蔵庫に常備しておくのが便利である。

 ドラッグストアやスーパー、コンビニで、スポーツドリンクを作るための粉末を売っている。水1リットル用の小袋1袋(20g)が10袋入りとかで売られているのだ。これでスポーツドリンクを作れば、手軽に使える。

 津軽のシニアブロガーは、スポーツドリンクのほかに、塩飴も愛用している。アサヒの「塩レモン」という塩飴で、各種ビタミン、クエン酸沖縄県産塩が入っている。

 適宜、塩飴をなめたら、水やお茶を飲むことにしている。

 今や、灼熱列島では、日本国民、とりわけシニアにとっては、熱中症との戦いである。と言っても、無理は禁物だし、できるだけ、穏かな気持ちで対処したい。

 そこで、津軽のシニアブロガーが詠んだ恒例の一句。

 時事五行歌

 熱中症 塩飴なめて 水飲んで 無理しちゃダメよ 気を楽に


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