わさおの俳句ポスト投稿・「祝、初投句初入選」
津軽のシニアブロガー、わさおは、2015年5月13日から、小学校5年生時以来の親友、Kさんと一緒の俳句教室に参加させてもらっている。
老先生のほかに、メンバーが10人の小さな教室である。メンバーの7割が女性だ。老先生を含め、平均年齢は、六十代だろう。
私のねらいは、Kさんと一緒に、俳句作りで遊びながら、ボケ防止の一環とすることである。したがって、俳句教室に通っている限りにおいては、井の中の蛙だ。遊びだから、それはそれでいい。
しかし、わさおは、「人生日々挑戦、青春は一生」をモットーとしている。ひとたび俳句作りに挑戦すると決めた以上、井の中にととまらず、大海を泳いでみたい。
そこで、「俳句ポスト365」に投稿することに決めた。「俳句ポスト365」は、愛媛県の松山市が運営する俳句の投稿サイトだ。なにせ、松山は、正岡子規大先生以来の俳句の街である。「俳句ポスト365」には、全国から投稿されるに違いない。
「俳句ポスト365」に投稿し続けることで、少しでも俳句の腕を上げていきたい。存分に大海を泳ぐことができれば、人生はより楽しくなる。
「俳句ポスト365」では、毎週新しい兼題が出される。投稿は、ウェブで俳句投稿フォームに記入し、ボタンを押せばいいだけだ。
2015年7月17日、「俳句ポスト365」に2句を初投稿した。
私にとって記念すべき「俳句ポスト365」への初投稿の兼題は、「ハンカチ(夏の季語)」だ。
「ハンカチ」が夏の季語であることは、初めて知った。というか、正確には、夏の季語としての「ハンカチ」は、「汗を拭く目的のものをいう」のだそうだ。
しかし、汗拭き道具としてのハンカチでは、自分には俳句を作ることができない。一方、「俳句ポスト365」への投稿を決意した時から、兼題が何であれ、とにかく挑戦して俳句を作ることに決めている。
そこで、仕方がないから、「ハンカチ(夏の季語)」の兼題に、むりくり2句を作り、投稿した。
以下に、投句を掲げる。
津軽わさお作
日の丸弁当 ハンカチでくるむ 終戦日
終戦日 白きハンカチ 涙ふく
ハンカチは、汗を拭いたり、手を拭うだけでなく、弁当を包むものでもある。中学生や高校生の頃、母親が弁当を作り、大きめのハンカチに包んで持たしてくれた。遠い日々の思い出だ。
そして、今は、戦後70年だ。そこから、戦後70年→戦争→日の丸、日の丸弁当→終戦→終戦日→平和→貧しい日本→日の丸弁当→ハンカチでくるむ=平和、安穏という具合に、津軽わさおの頭が回転した。
もう一句は、戦後70年→終戦→終戦日→多くの人々の犠牲→鎮魂の祈り→白いハンカチ→涙ふく、の流れだ。
以上の二句における「ハンカチ」は、単なる汗拭き道具としてのハンカチではない。大げさに言えば、崇高な精神性の象徴である。
2015年8月6日、「俳句ポスト365」において、「ハンカチ(夏の季語)」の兼題に対する「人・並選の俳句」の結果発表がなされた。「俳句ポスト365」では、入選が「天、地、人、並」に分かれる。一般的な捉え方における「特選、秀逸、入選、佳作」に相当するようだ。
つまり、「並選の俳句」は、立派な入選句である。
で、前置きが長くなったが、8月6日の結果発表で、上記二句のうち、次の一句が「並選の俳句」に入選を果たした。
終戦日 白きハンカチ 涙ふく
自分で言うのもなんだが、「祝、初投句初入選」である。初投句初入選の機会は1回きりだから、大変に嬉しい。
そして、2015年8月7日、「俳句ポスト365」において、「天・地の俳句」の結果発表がなされる。実を言えば、「並選の俳句」に入選した一句よりも、もう一句の方が、津軽わさおとしては自信作なのだ。
果たしてどうなるか。いずれにしろ、あと何時間かワクワクしながら、結果発表を待つ。それもまた楽しからずや。
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