わさおの俳句ポスト投稿・全員入選、連続7回目
俳句集団「宇宙(そら)」は、2015年9月29日、津軽の地に誕生した。
俳句作りの研鑽、活躍の場は、専ら「俳句ポスト365」への投稿による。「俳句ポスト365」は、愛媛県の松山市が運営する俳句の投稿サイトである。
「俳句ポスト365」の第136回 2015年12月10日週の兼題は、「冬凪(ふゆなぎ)」である。兼題の説明に曰く。
冬凪(冬の季語) とかく風が強く吹きすさび、海の荒れる日が多い冬にあって、風向きの変わるときなどに、しばらく風が止んで、海の波がおだやかになること。
「俳句ポスト365」では、入選が「天、地、人、並」に分かれる。入選の「天、地、人、並」の内訳は、各回、天の俳句1句、地の俳句10句のほか、大体、人選の俳句200句、並選の俳句300句だ。人選と並選の入選句は、全体3,000句程度のたった17%にすぎない。
2016年1月21日の木曜日、「冬凪」に対する投稿の入選結果の発表が始まった。蓋を開ける瞬間のワクワクドキドキ感がたまらない。
木曜日は、人・並選の俳句の発表が行われた。俳句集団「宇宙(そら)」のメンバーからの投稿に対する入選の結果は、次のとおりである。
津軽わさお 人選
冬凪や国後島に手が届く
津軽ちゃう 人選
冬凪の津軽のことは太宰に訊け
津軽まつ 人選
海峡の冬凪ぐ先は北海道
津軽まつ 並選
冬凪も頬突く痛さ生きてゆく
篠田ピンク 並選
冬凪や啄木眠る立待岬
野々原ラピ 並選
冬凪げば乾いた魚旨味出る
つまり、メンバー5人で、3人選、3並選の全員入選である。これで、前々々々々々回、前々々々々回、前々々々回、前々々回、前々回、前回に引き続き、7回連続の全員入選だ。
しかも、主宰を務める津軽わさおの人選は初、人選の同時3人選は初、津軽まつ君が受ける人選及び並選の同時ダブル入選は初、という初づくしの快挙。まさに快挙である。
俳句集団「宇宙(そら)」のメンバー全員での、万歳、万歳、万歳が雪降る冬空にこだました。
そして、木曜日に行われた人・並選の俳句の発表の翌日、金曜日には天・地の俳句の発表が行われる。
天・地の俳句に入るのは、全体3,000句の中で11句だ。至難中の至難である。そのことを十分承知したうえで、それでも、俳句集団「宇宙(そら)」のメンバーは5人全員で、期待を抱く。
俳句集団「宇宙(そら)」のメンバー全員による天・地の俳句への挑戦は、8回目だ。
さて、どうなるか。全体3,000句中の11句に入るか。結果発表までのワクワクドキドキ感がたまらない。また、しびれるねぇ。
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