「諦めるな」
人生には、さまざまに勝負の時がある。勝つこともあれば、負けることもある。いろいろな要因が絡み合うとともに、時の運もある。したがって、勝つか負けるかは、勝負をしてみなければ分からない。
ただ、一つだけはっきりしていることがある。それは、勝つことを諦めれば、負けるということだ。勝つことを諦めたけれど、勝ってしまった、ということは、まずない。あれば、奥歯が日に焼けるほど、笑えばいい。
勝つことを諦めれば、負ける。劣勢でも、決して諦めないで、勝負を挑めば、勝つことはある。
以上のことを、津軽のシニアブロガーは、改めて高校生から教えられた。
2016年1月3日、正月気分の中、高校サッカー選手権の3回戦をテレビで観た。青森県代表の青森山田高校と神奈川県代表の桐光学園の一戦である。青森山田と桐光学園は、どちらも今大会の優勝候補だ。
試合は、桐光学園が2ー0でリードしたまま、後半もロスタイムに突入した。ロスタイムは、4分の表示。
サッカーの試合は、何があるか分からない。でも、高校サッカーの試合だ。それも、1ー0ならまだしも、2ー0でリードされている。ここで、津軽のシニアブロガーは、席をはずし、足踏み運動を始めた。
ほんの2分で戻った。そうしたら、実況アナウンサーと解説の都並敏史さんが興奮して騒いでいるではないか。
画面を観たら、2ー1になっている。後半42分に、青森山田が右CKを頭で決めて1点取ったのだ、という。そして、都並さんらが騒いでいるのは、残り2分で更に青森山田が押しているのだ。
次に、相手ゴール付近で青森山田のスローインとなった。都並さんが叫ぶ。「行きますよ、行きますよ」。
次の瞬間、スローインのボールが飛ぶ。やけに遠くに飛ぶ。30メートルはあるだろう。そのボールを青森山田の選手が頭で叩きこんだ。同点だ。と同時に、タイムアップの笛が鳴る。
たったの、ロスタイム4分で、2得点を連取し、同点。こんな試合は、サッカー日本代表の試合でも観たことがない。
さあ、PK戦だ。4人目までは、両チームとも決めた。この時、驚くものを観た。青森山田の4人目に蹴ったのがゴールキーパーなのだ。
その次だ。桐光学園の5人目を青森山田のゴールキーパーが止めた。最後、青森山田は、5人目が決めて勝った。
凄いね、青森山田の選手たち。
「諦めるな」。彼らの心の叫びが聴こえる。この先、折に触れて、思い出すだろう。「諦めるな」。
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