わさお日記

わさおの時事川柳・五行歌、俳句、短歌、十行歌、その他

スポーツ観戦の醍醐味・「渡部香生子選手の大頑張り」

 日本のスポーツ選手が世界大会で活躍するのを見聞きするのは、楽しいし、面白い。中でも、リアルタイムで、ハラハラドキドキしながら、応援できる瞬間が一番面白い。

 現役の仕事人の方々は、忙しくて、なかなかスポーツ観戦をライブですることはできない。が、その点、シニアは、存分にライブ観戦を楽しめる。これは、シニアであることのメリットの最たるものである。


 2015年8月4日、午前1時頃だ。ロシアのカザンで開催の水泳の世界選手権で、女子200メートル個人メドレー決勝が行われた。

 午前1時頃という時間帯は、シニアには、きつい。でも、渡部香生子選手がメダルを獲得する瞬間を観たい。渡部選手は、準決勝では、2分9秒61の日本新記録をマークし、全体の3位で決勝に進出している。メダルを獲得する可能性大だ。

 号砲一発、レースが始まる。

 前半の100メートルは、バタフライ、背泳ぎと続き、渡部選手は、最下位の8位で折り返す。それでも、日本新記録ペースだ。

 さあ、後半の100メートル。渡部選手は、最得意の平泳ぎで4位に上がる。さあ、最後の自由形だ。あと一人を抜けばいい。頑張れ、渡部選手!!

 その最後の50メートルの自由形。残り25メートルを過ぎた辺りから渡部選手が猛然と追い上げる。渡部選手は、息をしていないのではないか。と、思えるような追い上げなのだ。

 あれよ、あれよ、と進むまま、渡部選手は、一人抜き、その後、もう一人を抜いてしまった。

 結果は、銀メダルで、渡部香生子選手は、2分8秒45の日本新記録だ。準決勝で出した日本記録2分9秒61を大幅に塗り替えた。

 金メダルは、ハンガリーのカティンカ・ホッスー選手で、2分6秒12の世界新記録を樹立した。

 
 レース後のインタビューで、渡部香生子選手は、「こんなタイムが出ると思っていなかったし、2番を取れると思っていなかったし、本当に嬉しい」旨、語った。彼女は、泣きじゃくりながら語るのだ。

 無理もない。女子200メートル個人メドレーでの日本勢のメダル獲得は、五輪、世界選手権を通じて初だ。もちろん、渡部選手自身、五輪、世界選手権を通じて初のメダル獲得だもの。

 2012年ロンドン五輪では、日本選手団最年少の15歳で出場し、活躍を期待されたものの、平泳ぎの準決勝で敗退しているのだ。

 ここにきて、数年に及ぶ苦節を経て、いよいよ、渡部香生子選手が本領発揮の感があるし、本当に強くなってきた。

 
 今回、渡部香生子選手の大頑張りにより、改めてスポーツ観戦の醍醐味を感じることができた。

 まさに、女子200メートル個人メドレー決勝は、ハラハラドキドキを堪能させてくれた。

 金メダルは、ハンガリーのカティンカ・ホッスー選手で、2分6秒12の世界新記録、銀メダルは、渡部香生子選手で、2分8秒45の日本新記録である。その差は、2秒33もある。

 しかし、1年後に迫ってきたリオデジャネイロ五輪が楽しみだ。必ずや、18歳の渡部香生子選手は、この先の1年間で猛烈に追い上げる。

 その結果、リオ五輪の女子200メートル個人メドレー決勝は、渡部香生子選手が金メダル獲得だ。記録は、堂々の世界新記録樹立である。

 以上のように、津軽のシニアブロガーは、決めてしまった。そのうえで、渡部香生子選手を猛烈に応援するのみである。考えるだけで、実に楽しい。



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