よくやった、ラグビー日本代表
戦後70年、民主主義下の日本では、男女平等意識の浸透が顕著である。
それはそれでいいのだが、それとともに、津軽のシニアブロガーの目には、どうも男が軟弱になってきているように見える。この点は問題だと思う。
男女平等は当然だし、男女平等意識が浸透してしかるべきである。しかし、だからと言って、男は男で、女は女であり、それぞれ違うのだということを弁えなければならない。
このことからすれば、男は、強いところがなければならない。男も、人間だから、弱いところはある。しかし、強いところはなければならない。津軽のシニアブロガーは、今まで生きてきたことに係る経験則に照らし、そう思う。
世界の団体スポーツにおける日本代表の活躍度合い、強さ弱さを考えると、最近は、男子よりも女子の方が成績が断然いい。
バレーボールは、圧倒的に女子が強い。男子は、情けないほど弱い。男子バレーボールの昔の栄光は、どこに行ってしまったのだろうか。
バスケットボールも、女子が強い。しかるに、男子は、弱い。既に来年の五輪出場を決めている女子に対し、男子の五輪出場は、夢のまた夢だ。
サッカーは、これまた女子が圧倒的に強い。ワールドカップ(W杯)で優勝、五輪で銀メダル、W杯で準優勝、と続いている。しかるに、男子は、W杯ではベスト16、予選リーグ敗退と続き、前回五輪では4位だ。
2015年9月から10月にかけて開催されている男子ラグビーのW杯。日本代表は、日本国民に、最高の感動を与えてくれた。
第1戦、世界ランキング3位で優勝候補の南アフリカ代表には、試合終了直前に34-32で逆転勝ち。
第2戦、対スコットランド戦は10-45での完敗だ。しかし、死力を尽くして破った南アフリカ戦の中3日後の試合だ。スコットランドはこれが初戦だ。これじゃ、なかなか勝てるわけがない。
第3戦、サモア戦は、26-5で圧倒し、歴史的2勝目を挙げた。
第4戦、アメリカ戦は、28-18で快勝し、歴史的3勝目を挙げた。
結局、予選リーグで3勝を挙げたものの、惜しくも、惜しくも、決勝トーナメントに進めなかった。3勝を挙げたチームの予選敗退は、W杯史上初である。
しかし、ラグビー日本代表は、歴史的快挙、それも大快挙を成し遂げた。これで、十分も十分、大十分である。
まさに、よくやった、ラグビー日本代表、である。
ラグビー日本代表に、まさに男の強さを見る。
ラグビーW杯における今大会前までの日本の通算成績は、1勝21敗2分けだ。この4年間で、日本は、世界一の練習を積み上げた。同じ条件下で戦えば、どこのチームにも負けないだけのスタミナとスキルがある。
体格で劣勢の日本代表は、プロボクシングに例えれば、常に、1階級も2階級も上のボクサーと対戦しているようなものだ。
しかし、ラグビー日本代表は、4年間の血染めの練習でそれを克服した。決して泣き言を言わず、決して言い訳せず、決して諦めず。ここにこそ、男の強さがある。
ラグビー日本代表は、日本のさまざまなスポーツのあり方に活を入れてくれた。
そして、最も大事なことは、日本の軟弱な男たちに活を入れてくれたことである。
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