わさおの俳句ポスト投稿・「なんとか」
俳句の初心者、津軽わさおは、2015年7月17日から、「俳句ポスト365」への投稿を開始した。「俳句ポスト365」は、愛媛県の松山市が運営する俳句の投稿サイトである。
目標は、「俳句ポスト365」において入選することである。
「俳句ポスト365」では、入選が「天、地、人、並」に分かれる。一般的な捉え方における「特選、秀逸、入選、佳作」に相当する。「並選の俳句」でも、立派な入選句だ。
まずは「並選の俳句」に入りたい。
これまで、第5回目投稿までは、3回連続入選の後、2回連続全ボツの結果である。
第6回目投稿の兼題は、第126回 2015年8月20日週の兼題「蓮の実」である。兼題の説明に曰く。
蓮の実(秋の季語) 蓮は、花が終わると漏斗状の花托となり、蜂の巣のような孔が並び、種子は黒く熟す。やがて熟しきった実は巣孔の中から飛び出して水中に落ちる。実は食用にもなり甘い。
「蓮の実」で連想したのは、自然の摂理の偉大さと二千年も生きてきた古代蓮の「蓮の実」である。そこで、次に掲げる二句を投稿した。
蓮の実飛ぶ自然の摂理なせる業
実を飛ばし千代に八千代に古代蓮
第5回目投稿までは、3回連続入選の後、2回連続全ボツの結果だから、3回連続全ボツだけは、なんとしても回避したい。
掲句の二句についてだが、「蓮の実飛ぶ自然の摂理なせる業」は、「自然の摂理なせる業」の表現が硬いというか、情緒に乏しい。「蓮の実飛ぶ」現象は、「自然の摂理なせる業」であるが、そうした道理を直に俳句に詠んでいるようなものだ。
それに対し、「実を飛ばし千代に八千代に古代蓮」の方は、二千年前に蓮の実が飛び、それが地中で眠りにつき、二千年後、花を咲かせた古代蓮の生命力、悠久の歴史を詠んでいる。
俳句は、五七五の十七音字でいかに表現するかだ。「実を飛ばし」、「千代に八千代に」、「古代蓮」は、我ながら、上手くできている。こちらは自信作だ。
だから、自信作の方は、入選するだろう、と思っていた。
いつもは、木曜日に人・並選の俳句、金曜日に天・地の俳句の結果発表がなされるのだが、今回は、金曜日つまり9月18日に全部が一括して発表された。
結果は、「蓮の実飛ぶ自然の摂理なせる業」は並選の俳句に入選し、「実を飛ばし千代に八千代に古代蓮」は落選である。
つくづく思う。俳句って、難しいね。
以上、累計では、4並選、2全ボツである。今回は、3回連続全ボツを回避し、なんとか、言わば4勝2敗にこぎつけた。
津軽わさおとしては、嬉しい。この夜、ささやかに祝杯を挙げた。
たかが俳句、されど俳句である。
人生とは、すべからくそういうものだ。
だから、人生日々挑戦、青春は一生、である。
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