わさおの俳句ポスト投稿・「ハンカチ」
津軽のシニアブロガー、わさおは、小学校5年生時以来の親友、Kさんの俳句修業に刺激され、2015年5月13日から、Kさんと一緒の俳句教室に参加させてもらっている。
以来、暇があれば、というか、暇はあるから、一句をひねり出すため、あれやこれや頭を使っている。
それと、2015年7月17日、「俳句ポスト365」に2句を初投稿した。
「俳句ポスト365」は、愛媛県の松山市が運営する俳句の投稿サイトだ。毎週新しい兼題が出される。「俳句ポスト365」への投稿は、ウェブで俳句投稿フォームに記入し、ボタンを押せばいいだけだ。実に便利である。
私にとって記念すべき「俳句ポスト365」への初投稿の兼題は、「ハンカチ(夏の季語)」だ。
「ハンカチ」が夏の季語であることは、初めて知った。夏は、汗をかき、それをハンカチで拭くから、夏の季語ということか。
でも、ハンカチは、汗を拭くだけでなく、日常的に、手を拭くためにも使う。だから、夏の季語というのはどうかと思うが、決まりだとなれば、逆らうわけにいかない。
また、「俳句ポスト365」への投稿を決意した時から、兼題が何であれ、とにかく挑戦して俳句を作ることに決めている。
いずれにしろ、俳句修業を始めてから、初体験のことばかりではある。
そんな次第で、とにもかくにも、「ハンカチ(夏の季語)」の兼題に、2句を作り、投稿した。
以下に、投句を掲げる。
津軽わさお作
日の丸弁当 ハンカチでくるむ 終戦日
終戦日 白きハンカチ 涙ふく
どんな俳句を作ろうかと考えた時、思い浮かんだのは、ハンカチは、汗を拭いたり、手を拭うだけでなく、弁当を包むものだということだ。
中学生や高校生の頃、母親が弁当を作り、大きめのハンカチに包んで持たしてくれた。遠い日々の思い出だ。
ハンカチ→弁当の流れである。
そして、今は、戦後70年だ。そこから、戦後70年→戦争→日の丸、日の丸弁当→終戦→終戦日→平和→貧しい日本→日の丸弁当→ハンカチでくるむ=平和、安穏という具合に、津軽わさおの頭が回転した。結果、俳句ができた。
日の丸弁当 ハンカチでくるむ 終戦日
もう一句は、戦後70年→終戦→終戦日→多くの人々の犠牲→鎮魂の祈り→白いハンカチ→涙ふくの流れだ。いたって、シンプルな一句である。
終戦日 白きハンカチ 涙ふく
以上の二句における「ハンカチ」は、単なる汗拭き道具としてのハンカチではない。大げさに言えば、崇高な精神性の象徴である。
てな具合に意気込んで二句を作り、ウェブで俳句投稿フォームに記入し、ボタンを押した。これで、記念すべき初投稿は、完了である。やれやれ。
そして、改めて、兼題「ハンカチ(夏の季語)」の説明を読んだ。その説明に曰く。
「ハンカチ(夏の季語)」
暑い季節に汗を拭くための「汗拭い」としては最も一般的。ハンカチ自体は一年中使うことから季節感にやや乏しいが、季語としては汗を拭く目的のものをいう。
その瞬間、ガァーッン。大鐘を叩く大音声が聴こえた。
私の人気ブログランキングへの応援のため、
ポチッと↓をクリックお願いします。