わさお日記

わさおの時事川柳・五行歌、俳句、短歌、十行歌、その他

<マッサン>好調・「女優の底力」

   2015年2月6日、 まんたんウェブの配信ニュースが次のように伝えた。<マッサン>自己最高の視聴率24.4% 俊夫とハナの結婚、英一郎の死など急展開、のタイトルが付いている。便宜上、番号を付す。

① 俳優の玉山鉄二さんが主演し、米女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「マッサン」の5日放送回の平均視聴率が、同ドラマでは最高となる24.4%(関東地区、ビデオリサーチ)を記録したことが分かった。これまでの最高は1月30日放送の23.6%(同)だった。

② 先週放送された第17週「負うた子に教えられる」(1月26~31日放送)の週間平均視聴率が21.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べから算出)で、週間視聴率で過去最高を記録するなど好調だ。

③ ドラマは、「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝とそのスコットランド人妻・リタをモデルにした亀山政春とエリー夫婦を、玉山さんとフォックスさんが演じている。

④ 「マッサン」とは、難しい日本語と格闘したヒロインが愛情を込めて呼んだ夫の愛称で、夢に生きる不器用な日本男児と大阪弁を話す気品あふれるスコットランド人妻という“凸凹夫婦”の人情喜劇が展開されている。

 連続テレビ小説<マッサン>は、放送予定期間全体の半分を経過し、いよいよというか、ますます好調である。

 
 <マッサン>好調の要因は、いくつもあるが、そのうちの大きな要因は、実在のスコットランド人妻・リタをモデルにした、エリー夫人を演じる米女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんの存在にある。

 
 日本語の「聡明」及び「優しさ」を、具体のアメリカ人女性で表現すれば、それは、女優のシャーロット・ケイト・フォックスである。

 シャーロット・ケイト・フォックスが演ずる様を観れば、日本人好みの雰囲気であり、安心感と余裕が感じられる。まさに、キャスティング大成功である。

 こうなると、当然、シャーロット・ケイト・フォックスって、何者か知りたくなる。

 例によって、ネット先生に聞いてみた。ありがたいことに、分からないことは、ネット先生が懇切丁寧に教えてくれる。

 まず、約1年前の2014年3月6日付けwebザテレビジョンの配信ニュースがヒットした。連続テレビ小説「マッサン」ヒロイン決定!「好きな作品は『純と愛』です」のタイトルが付いている。配信ニュースに曰く。便宜上、番号を付す。

⑤ 平成26年度後期の連続テレビ小説「マッサン」の制作発表記者会見が行われ、会見場には主役夫婦となる玉山鉄二と、オーディションで勝ち上がりヒロインに決定したシャーロット・ケイト・フォックスが登場した。

⑥ 注目のヒロイン・亀山エリーを演じるシャーロットは、'85年生まれの28歳。祖母がスコットランド人のアメリカ生まれで、アメリカで舞台や映画で経験を積み、日本でのテレビドラマは初出演となる。今回のオーディションは国内だけではなく、海外にも大きく広げて行われ、総勢500人を超える応募者の中からシャーロットが選ばれた。シャーロットはまだ日本語が話せず、通訳を介しながらコメントをする異例の会見となった。

 ここまで読んで、ナヌッ!と驚いてしまう。だって、「シャーロットはまだ日本語が話せず、通訳を介しながらコメントをする異例の会見となった」ときたんだもの。2014年3月6日時点では、シャーロットは、日本語が話せないんだよ。

 そこで、2014年3月6日時点では、配信ニュースによれば、シャーロットは、まず日本語で「おはようございます。私はシャーロットです。どうぞよろしくお願いします」と片言の日本語であいさつした。これくらいはできるよね。女優だもの。

 続いて、英語で、語った。「最初にこの知らせを受けたのはパジャマを着ていたときでした。朝、スカイプで聞きました。最初にすごく名誉なことだと感じました。まだ自分の中で、どこか信じられないという部分があります。私のようなものがやってもいいのかという気持ちがあります。本当にNHKの皆さまのサポートに感謝いたします。早く撮影に臨みたいという気持ちが高まっています」。

 この中の「私のようなものがやってもいいのかという気持ちがあります」という部分。こういう謙虚さは、最近の日本人女優からは聴くことができない。それをアメリカ人女優のシャーロットがさらりとさりげなく語ってくれる。

 それから約半年後、連続テレビ小説<マッサン>が放送開始された。もちろん、シャーロット・ケイト・フォックスは、ドラマでは日本語ペラペラで、大阪弁まで操るのだ。

 ということは、たった半年で、視聴者が違和感を持つことなく日本語を使ってみせた。嗚呼、なんということだろう。

 上記④にあるように、「マッサン」とは、難しい日本語と格闘した実在のヒロインが、愛情を込めて呼んだ夫の愛称だが、女優のシャーロットこそが難しい日本語と格闘し、ドラマの中で日本語を物にしてみせている。凄いよね。


 アメリカ人女優のシャーロット・ケイト・フォックスさん。素晴らしく、凄いね。まさに、「女優の底力」を教えてくれる。

 彼女の「女優の底力」と「聡明」及び「優しさ」が相まって、今後、世界的な女優として、雄飛していくことだろう。

 いいね。頑張れ、シャーロット・ケイト・フォックスさん!!



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