わさお日記

わさおの時事川柳・五行歌、俳句、短歌、十行歌、その他

錦織圭選手・「ネットで無料観戦できた決勝戦!!」

 日本列島は、9月7日の日曜日から9月9日の火曜日にかけて、テニスの錦織圭選手の話題で沸騰した。

 日本時間の9月7日真夜中に行われた全米オープン男子シングルス準決勝、錦織対ジョコビッチ戦。錦織選手は、テニスの男子シングルスで、日本選手として、四大大会では81年ぶり、全米オープンでは96年ぶりにベスト4進出を果たし、準決勝に駒を進めている。

 81年ぶり、96年ぶりと言われても、そんな昔のことを記憶している日本人は、おそらく皆無だろう。今を生きている日本人が耳にしたり、目にしたりすることがなかった、まさに歴史的快挙である。


 そして、全米オープン男子シングルス準決勝、錦織対ジョコビッチ戦。日本時間の9月7日、午前1時過ぎ、勝敗の行方が気になる。ネットで速報を見た。第一セットは、5-3で錦織がリードしている。

 観たい。リアルタイムで観たい。しかし、新聞でテレビ放送の番組を探したが、どこにもない。

 一体、日本のテレビ局は、何をしているのだ。特に、公共放送のNHKは、何をしているのだ。こんな時にこそ、NHKのBS放送で放送しないで、どうするのだ。金返せ、受信料返せ!!

 ネットで調べたら、有料放送のWOWOWが独占中継の放送権を持っている。しかし、こちとら、WOWOWの受信契約はしていないから、観れない。けど、観たい。矢も盾もたまらないとは、このことだ。

 そこで、ネット先生にお願いしてみた。困ったときのネット先生である。いつもいつもネット先生は助けて下さるが、さすがに今回は無理だろうな。

 ところが、どっこい、ネット先生は、大したものである。スポーツレモンテレビという次のサイトを教えて下さった。もちろん、無料である。

 sportLEMON.tv
 http://www.sportcategory.com/c-4.html

 やはり、スポーツ観戦の醍醐味は、リアルタイムでの観戦にこそある。今まで、テニスの試合は、あまり観たことがなかった。理由は、テニスの試合時間が長いからである。

 しかし、今回の錦織対ジョコビッチ戦をリアルタイムで観戦してみて、考え方が変わってしまった。試合は、6-4、1-6、7-6、6-3と、セットが進んでいった。あっという間の3時間である。ハラハラドキドキの連続。実に面白い。真夜中の試合は、気がつけば、朝だ。

 この試合、セットカウント3-1で錦織選手が制し、日本選手初の決勝進出を決めた。テニスの男子シングルスで、日本選手として、錦織選手が、歴史的快挙を成し遂げた瞬間である。

 まさに歴史的瞬間にリアルタイム観戦で立ち会えたことが、実に嬉しい。

 その直後、津軽のシニアブロガーは、観戦記としてブログ記事を書き、次のように述べた。

① 今回の全米オープンで、熱戦に次ぐ熱戦、とりわけ準決勝の対ジョコビッチ戦における勝利を経て、錦織圭選手は、決定的な進化を遂げている。精神的、戦術的、フィジカル的などのすべての面において、新星・錦織圭選手の誕生である。

② これまでは、熱戦の後は故障しがちであった、フィジカル面で弱さが見られた錦織選手。そうした彼は、今や、どこにもいない。おそらく、秘かに肉体改造が積み上げられてきているのだろう。それとともに、頭脳改造や精神改造も。

③ さあ、いよいよ、日本時間9月9日、午前6時から、全米オープンの決勝が行われる。共に、初優勝をかけて対戦する相手は、クロアチアのチリッチ選手である。錦織選手、24歳。チリッチ選手、25歳。若者と若者の対戦だ。

④ 試合は、錦織圭選手が勝つ。世界ランキングで、錦織選手が11位に対してチリッチ選手16位であること、両者は過去7回対戦し、錦織選手が5勝2敗とリードしていることという有利な材料がある。しかし、それだけではない。世界王者のジョコビッチ選手を破った錦織選手は、今、劇的に進化しているのだ。誰が相手であっても、必ず勝てる。

 
 しかし、物事は、期待通りに進むとは限らない。

 日本時間9月9日、午前6時から始まった全米オープンの決勝戦。ネット先生に教えていただいたスポーツレモンテレビのサイトsportLEMON.tv http://www.sportcategory.com/c-4.html でリアルタイム観戦することができた。もちろん、無料である。

 試合は、3-6、3-6と、チリッチ選手が二セット連取。続く三セット目も、1-4でチリッチ選手がリード。

 この試合、錦織圭選手は、別人のように、なんかおかしい。覇気がない。準決勝の世界王者・ジョコビッチ戦のような相手を倒しにいく気概が感じられない。

 ジョコビッチ戦までは決まっていたものが、決まらない。こんなはずじゃないのに。何かあったな。

 決めるべきところで決めれず、逆にチリッチ選手に決められてしまう。

 錦織、頑張れ!! しかし、今日の錦織選手は、エンジンがかからない。いつもはコート際の魔術師であるのに、今日は全然ダメ。いいところがない。

 三セット目は、2-4から2-5になる。完敗ペースだ。こりゃ無理だな。錦織選手のチャンコーチの姿が画面に映る。元気がない。負けだな。

 三セット目は、3-5から3-6になり、ゲームセット。判で押したようにとは、このことだ。3-6、3-6、3-6、のスコアも、中身のいいところなしも、判で押したように、ストレート負けである。

 でも、錦織圭選手は、今回の全米オープンにおいて、熱戦に次ぐ熱戦で、よく頑張ってくれた。何よりもかによりも、全米オープン準優勝に至るまでの歴史的快挙の瞬間をリアルタイムで観せてくれた。そのことに大感謝である。

 おめでとう、錦織圭選手!! ありがとう、錦織圭選手!! そして、ありがとう、ネット先生!!



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