なでしこジャパン・「とてつもない新星、187cmの山根恵里奈選手」
2011年3月11日に発生した東日本大震災。それによって、日本中が打ちひしがれ、恐れおののく状態が続いた中、同年7月にサッカーのなでしこジャパンが女子ワールドカップで優勝し、世界一になった。
この快挙によって、日本国民がいかに勇気づけられ、救われたことか。この当時における日本社会への最大の功労者は、なでしこジャパンである。
その東日本大震災の発生から、3年が過ぎ去った。あっという間だ。
次回の女子ワールドカップが来年、2015年6月から7月にかけてカナダで開催される。あと1年ちょっとに迫ってきた。早いものである。
女子ワールドカップへのアジアからの出場国は、ベトナムで5月14日に開幕し、同月25日まで行われる女子アジアカップで決まる。
なでしこジャパンは、5月18日、ヨルダンに7-0で大勝し、準決勝進出と女子ワールドカップ出場を決めた。
意外なことに、日本は、これまで女子アジアカップで優勝したことがない。準優勝が最高成績だ。来年に迫った女子ワールドカップで二連覇する勢いをつけるためにも、ここは、初優勝を決めたいところだ。
なでしこジャパンは、5月22日、準決勝で中国と対戦する。なんとしても、女子アジアカップで初優勝を飾らせたい。全力応援あるのみだ。
去る5月2日、日本サッカー協会は、女子アジアカップに出場するなでしこジャパンのメンバー23人を発表した。
その中にビックリ仰天する選手がいる。この選手が大活躍してくれれば、なでしこジャパンの女子ワールドカップ二連覇は間違いない。と思わせてくれるほどの逸材である。
ビックリ仰天選手については、この選手のブログを参照しながら、紹介したい。
ブログ名は、ジェフ千葉レディース 山根えりなのBlog。『♪うえからえりな♪』、とある。はて、「えりな」は名前だろうが、「うえから」とは?
ブログのプロフィールが語る。
性別:女性
誕生日:1990年12月20日
血液型:O型
自己紹介:身長は187cmですが… 私、牛乳は嫌いです(笑) 牛乳をたくさん飲めば背が伸びる…牛乳嫌いでも、背は伸びるんですよ~笑
ブログの主は、ジェフ千葉レディース所属のゴールキーパー(GK)、山根恵里奈選手である。御年23歳だ。
身長は187cm。エエーッ、エエーッ、エエーッ、187cm!! なんと!! 177cmでも、やたら高いのに、187cm!!
山根選手は、今年の3月にポルトガルで開催されたアルガルベカップ2014に、なでしこジャパンのGKとして出場した。
で、3月14日に帰国した直後に、ブログ記事を書いている。
ファンから寄せられた応援に感謝しつつ、これからに対する意気込みが綴られている。以下に掲げる。
木偶の坊とか独活の大木とか トーテムポールとか… 小学生の頃から、いつもいつもたくさん言われてきました。
まさにその通りだと思ってます。
だけど、私は紛れもなく 山根恵里奈です!!!
人間である以上、やり方や使い方によっては 自分成長することもできるんじゃないかと 信じてます。
そう信じて、やり続けます。
187㎝。でもこれを持ってるのもいまは私だけです。
日本の壁になりたい、それだけです。
もし明日、同じ身長の選手が目の前に現れたとしても… 絶対に負けたくなんてありません。
この2週間で自分が感じたことを必ず行動にして、
少しずつでも着実に成長します。
山根恵里奈選手のブログ記事が大事なことのすべてを語ってくれている。
それにしても、小学生の頃から、木偶の坊で(くのぼう)とか、独活の大木(ウドのたいぼく)とか、トーテムポールとか、さんざん言われたとは。しかも、女の子が言われたのだ。
そういうことを聞くと、津軽のシニアブロガーは、可哀そうでしょうがない。聞いただけで、頑張れ!!と、つぶやいてしまう。
アルガルベカップ2014で、なでしこジャパンは、宿敵アメリカ女子代表と対戦し、1-1で引き分けた。難敵アメリカと互角の戦いだ。
そのアメリカ戦で、山根選手は、終始GKを任され、アメリカに勝ち越し点を与えなかった。もう一歩でアメリカに勝てる一戦だ。
山根選手は、サッカー男子日本代表・サムライブルーのGK、川島永嗣選手よりも背が高い。だから、アメリカやドイツを初めとする欧米の屈強な女子選手よりも背が高い。だって、187㎝だもの。
欧米の男勝りのデカく恐くもある女子選手に並んでも、山根選手の方がデカいのだ。だって、187㎝だもの。
これは、観ていて、痛快である。今まで、こんな痛快なことを観たことがない。日本の全スポーツ史上で初の快挙だ。
ゴール際でボールの取り合いをした場合、山根選手以外のなでしこジャパンのGKは、いかんせん背の高さで軽く負ける。だから、彼女らは、必死でジャンプする。その連続だ。それだけで、試合中、大分消耗してしまう。
しかし、山根選手は、背の高さやフィジカルの強さで欧米選手に負けない。負けないどころか、余裕で勝つ。だから、山根選手は、ジャンプしなくていい。
山根選手以外のなでしこジャパンのGKの背の高さでは、ここぞという大事な場面で、ロング気味のシュートを決められてしまう。彼女らは、ガマガエルのジャンプよろしく必死でジャンプする。しかるに、あともうちょっとのところで、ボールはゴールポストの上隅に突き刺さる。
しかし、山根選手の場合は、ちょっとジャンプするだけで防げる。
サッカーは、1点勝負のスポーツだ。ゆえに、山根選手は、なでしこジャパンのとてつもない武器になる。
佐々木則夫監督がアルガルベカップ2014でのアメリカ戦のGKを山根選手に任せた気持ちがよく分かる。監督は、山根選手を試し、そして大収穫を得た。
山根恵里奈選手が大活躍すれば、なでしこジャパンの女子ワールドカップ二連覇は間違いない。
彼女の急成長で、なでしこジャパンのサッカーは、劇的に進化する。それは、革命的な変化だろう。
女子ワールドカップのカナダ大会前年、とてつもなく素晴らしい新星が出てきたものである。ありがとう、そして、頑張れ、山根恵里奈選手!!
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