わさお日記

わさおの時事川柳・五行歌、俳句、短歌、十行歌、その他

NHKのアホさ加減・「紅白歌合戦、気は確かなの?」

 2014年12月31日、さまざまなことがあった2014年が終わる。
 
 私たちが若い頃、大晦日は、NHK紅白歌合戦を観て、歌を楽しみながら暮れてゆくのが恒例であった。であった、と過去形を使わざるを得ないのが残念である。

 今の紅白歌合戦の中でも、歌を楽しむという要素はあるが、ほんの一部だ。紅白歌合戦の現状は、総じてうるさい。なんで、あんなにもキャンキャンしながら騒がしくやらなきゃならないの?

 最近の紅白歌合戦は、もはや歌合戦ではない。本来、歌合戦とは、歌の良さをしみじみと歌い合い、紅白で競い合うものである。しかるに、現状は、歌合戦に名を借りたバラエティー番組にすぎない。結果、総じてうるさい。

 なぜこうなってしまったのか。

 それは、NHK紅白歌合戦の作り手に問題がある。作り手の問題とは、そもそも紅白歌合戦制作に取り組む意識がおかしいからである。まあ、私に言わせれば、作り手がアホだからだ。


 2014年12月29日、デイリースポーツの配信ニュース曰く。セーラー服断念の有働アナ 衣装は「露出控えめに」、とのタイトルがついている。

① 総合司会の有働由美子アナが会見し、セーラー服の衣装断念を正式に発表した。

② 司会発表会見で「何ならセーラー服で登場しましょうか?」と予告。NHKの公式ツイッターでセーラー服を体に当てる写真を公開するなど、本人はその気だったが、「試着はしたんですけど…。NHKから(NGが出た)」と断念したことを明かした。

③ 実際、昨年は肩と胸元をあらわにした金色のドレス姿が話題を集めた。有働アナは「露出度は控えめに。それだけをテーマに」と質素な衣装で舞台に立つことを約束した。

 これを見て、笑ってしまう。何をアホなことをやっているのか。

 そもそも、有働アナが「何ならセーラー服で登場しましょうか?」という発想を持つこと自体、アホだ。そして、彼女にそんな発想を持たせる組織風土のNHKがアホだ。

 40代半ばの女子アナ、有働アナには、女優のような、はたまたタレントのような華はない。そんな40代半ばの彼女がセーラー服を着て、何になるのだ。観る側が気持ち悪いだけだ。

 配信ニュースの③にあるが、この女子アナは、昨年の紅白歌合戦でも総合司会を務め、その際、「肩と胸元をあらわにした金色のドレス姿」で現れた。

 その時、確かに、話題を集めた。しかし、それは、悪い意味でだ。

 昨年の紅白歌合戦の紅組司会は、女優の綾瀬はるかである。輝くばかりの綾瀬はるかだが、その司会ぶりには天然さがつきまとう。まあ、そこがご愛嬌であった。さすがは、今をときめく綾瀬はるかである。

 そうした綾瀬はるかの司会ぶりを、当然、総合司会の有働女子アナが補佐しなければならない。なのに、この女子アナは、あろうことか、綾瀬はるかよりも目立とうとしたのだ。その一環が、「肩と胸元をあらわにした金色のドレス姿」である。

 これを観ていて、オイオイどうなっているのだ、と思った。だって、40代半ばの女子アナが、華が盛りの綾瀬はるかに対抗意識を燃やしてどうなるの。NHKの女子アナで総合司会という分。それを弁えなよ。

 この女子アナがやっているのは、NHKの女性アナウンサーらしからぬことが多いような気がする。民放の女子アナ以上に女子アナっぽい。公共放送であるはずのNHKだが、最近、そのNHKの民放化が著しい。嘆かわしいことに、彼女は、そうしたNHKの民放化の象徴だ

 紅白歌合戦の総合司会が「質素な衣装で舞台に立つ」のは、当り前のことである。ちゃんとやれよ。
 

 そして、今年の紅白歌合戦の企画を目にして、NHKのアホさ加減がここまできたかと思うことがある。それは、「妖怪ウォッチ」が紅白歌合戦に登場するというのだ。

 今や、アニメやゲームで大ブームとなっている「妖怪ウォッチ」だが、アニメ「妖怪ウォッチ」は、テレビ東京の制作番組である。他局制作の看板番組「妖怪ウォッチ」を紅白歌合戦に登場させるという根性。それがあさましい。

 「妖怪ウォッチ」の人気は、今や社会現象の一つになっているからとか、子どもたちに愛されているからとか、どんな理由も、「妖怪ウォッチ」を紅白歌合戦に登場させていい理由にはならない。

 NHKは、紅白歌合戦の視聴率を稼ぐために、他局制作の看板キャラクター「妖怪ウォッチ」にすがるという禁じ手を用いるだけのことだ。

 もはや、NHKには、公共放送としての番組を制作するという誇りすらなくなってしまったのか。

 まさに「紅白歌合戦、気は確かなの?」である。



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