高橋大輔選手・「ユーアーマイ・ヒーロー」
人生には、ご縁というものがある。津軽のシニアブロガーにとっては、たまたま高橋大輔選手のフィギュアスケートをテレビで観たことが、一つのご縁である。
2013年12月21日から23日までの3日間。フィギュアスケートの日本代表選考会が行われた。高橋選手は、人生のすべてをかけてこれに挑んだ。後で振り返ってみれば、日本中のフィギュア好きの朗若男女が持てる熱情のすべてをかけて高橋選手を応援した3日間である。
翌12月24日のクリスマスイヴ。「よかったね、高橋大輔選手!!メリークリスマス!!」と題するブログ記事を書いて投稿した。苦難を乗り越えた高橋選手の頑張りに胸打たれ、祝福せずにはおけなかった。
私が高橋大輔選手について書いた、人生初のブログ記事である。
以来、月日の流れは早いもので、9か月以上が過ぎた。そして、2014年10月14日、高橋大輔選手は、現役を引退した。
この間、高橋大輔選手に関するブログ記事を随分と書いてきている。
高橋選手は28歳の若者で、津軽のシニアブロガーは、自分でいうのもなんだが、人生経験が並はずれて豊富なシニアだ。そのシニアが不思議と高橋選手という若者に魅かれる。なぜか。高橋選手には、さまざまいいところがあるが、なんといっても、人柄がいい。
私の高橋大輔選手に関するブログ記事における見解は、もちろん独自の見解である。独自の見解ではあるが、単なる思いつきではなく、さまざまな人生経験に照らし合わせてのものだ。
2014年6月19日付けで、高橋大輔選手・「逸材」と題するブログ記事を書いて投稿した。その中に次のような記述がある。
高橋大輔選手は、世界フィギュアスケート界の革命的存在である。
革命的存在であるのは、高橋選手が彼以前の世界フィギュアスケートそのものを変えてしまったからである。しかも、男子フィギュアのみならず、女子フィギュアも含めて変えてしまった。
高橋選手が世界に対して実現して観せたのは、ジャンプで切れ味鋭い4回転等とステップ及びスピンで世界一の芸術性との融合である。これは、世界一美しいフィギュアスケートだ。
世界一美しいフィギュアスケートを創り上げた選手は、高橋大輔選手の前には、男女を通じて誰もいない。
2006年トリノ五輪女子金メダルの荒川静香選手は、3回転等のジャンプはあるものの、切れ味鋭くはなく、世界トップの芸術性もない。それでも、金メダルを獲れた。出場選手の顔ぶれなど、運が良かったからである。運も実力のうちだ。
そして、男では、2006年トリノ五輪男子金メダルのロシアのプルシェンコ選手。プルシェンコ選手は、確かに、豪快な4回転等のジャンプは持っている。しかし、ステップ及びスピンでの芸術性は劣る。
2010年バンクーバー五輪で銀メダルを獲得したとき、プルシェンコ選手は、銅メダル獲得の高橋大輔選手の世界一美しいフィギュアスケートを目の当たりにし、言いようのない大きな脅威を感じた。
その証拠に、それから後、ソチ五輪後まで、プルシェンコ選手は、羽生結弦選手と浅田真央選手の演技は褒めたが、高橋大輔選手については言及していない(私の記憶では)。
人間、最大の脅威を抱く相手については、言及できないものだ。
なぜか。それは、人間とはそういうものであり、人生とはそういうものだからである。
最近、私は、一つの重大な事実を知ることができた。そのことは、前記の高橋大輔選手とプルシェンコ選手に関する記述を裏付けてくれるものである。
2014年8月30日、高橋大輔選手の大ファン中の大ファンの方が大変にありがたい情報を教えて下さった。その方曰く。
もうご覧になられたかも知れませんが、高橋大輔さんに対する海外での評価をどなたかがまとめていましたので、未読でしたらご参考までに下記記事をご一読くだされば幸いです。
【海外の評価・反応】高橋大輔を語る64人の言葉【随時更新中・8/28追加2】
- NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2139884763341400701 …
この中に、次の項目がある。
You are my hero.
君は僕のヒーローだ(バンクーバー五輪2010 試合後)
─エフゲニー・プルシェンコ(ロシア/男子シングル/トリノ五輪'06 1位、ソルトレイク五輪'02・バンクーバー五輪'10 2位、世界選手権'01 '03 '04 1位)
出典バンクーバー五輪フィギュアスケート / 永久保存版 オリンピック大特集: ワールド・フィギュアスケート編
そして、プルシェンコ選手が目をつむり高橋大輔選手の手を取って拝んでいる画像が掲載されている。
バンクーバー五輪の試合直後、プルシェンコ選手が、目をつむり高橋大輔選手の手を取って拝みながら、「君は僕のヒーローだ」と言っている事実。
これがすべてを語ってくれている。津軽のシニアブロガーは、例えようもなく、嬉しい。
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