わさお日記

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高橋大輔選手・後輩たちは今、「本郷理華選手、日本のホープ現る」

[高橋大輔選手] ブログ村キーワード

    2014年10月14日、世界フィギュアスケート界を牽引してきた高橋大輔選手が現役を引退し、一つの区切りをつけた。

 私にとっての高橋大輔は、元々、あくまでも、生きるか死ぬかの勝負を挑むフィギュアスケートの選手である。ゆえに、引退しても、高橋大輔選手と呼んでいる。

    そして、高橋大輔選手は、アスリートとして、世界フィギュアスケート界を牽引してきた素晴らしい選手であるだけではない。その生き方において、その人間性において、世界中のファンを魅了する存在である点が何よりも素晴らしい。

 世界のフィギュアスケート選手の演技を観る時、常に、頭の中には、高橋大輔選手の雄姿が観えている。その高橋選手の演技姿越しに、かつまた、高橋選手の人間性越しに、各選手を観ることになる。

 フィギュアスケートは、スポーツだから、採点において得点がトップであれば、優勝する。当たり前のことだ。しかし、ジャッジの採点とか、解説者の解説とかを、鵜呑みにする気にはなれない。自分なりの観方をした方が面白いからだ。

 だから、テレビ観戦する時、観る者なりに演技者ごとに演技の得点を予想する。それによる順位が当たる時もあればそうでないこともある。そうした観方もフィギュア観戦の楽しみ方だ。

 
 2014年12月12日、フィギュアスケートのグランプリファイナルがスペインのバルセロナで始まった。この日は、女子のショートプログラム(SP)が行われた。

 今、世界フィギュアスケート界の女子は、圧倒的にロシアが強い。グランプリファイナルに出場する6選手のうち4人がロシア選手だ。しかも、ソチ五輪の金メダリストであるロシアのソトニコワ選手は、今シーズンは負傷のためグランプリシリーズに出場していない。

 ロシアの女子選手は、おしなべて高得点を挙げるから、強いことは強い。しかし、得点が高くて強ければいいというものではない。極めて大事なポイントは、フィギュアスケートとして、楽しいかどうかである。

 12月12日の女子のSP。ロシア選手の演技について、感想を滑走順で以下に述べる。

 リプニツカヤ選手、16歳。演技は上手いが、少女っぽい。当り前だ。66.24点で2位。

 ポゴリラヤ選手、16歳。少女っぽさはなく、長身で大人びている。ジャンプで転倒等のミスがあり、61.34点で4位。

    トゥクタミシェワ選手、17歳。17歳だが、老けて観える。顔がオバさんの雰囲気がある。それと、体型がゴロッとしているからだろう。演技は、点数がいいだけで、素晴らしい演技ではない。が、67.52点で1位。

    ラジオノワ選手、15歳。少女っぽい。ジャンプで転倒等のミスがあり、63.89点で3位。

    結果、ロシアの女子4選手は、1位から4位までを独占だ。しかし、演技の見栄えからすれば、少女っぽいのが2選手、17歳のオバさん風が1選手で、長身で大人びたのが1選手である。総じて、観ていて感じる楽しさは、イマイチだ。


 それじゃ、グランプリファイナルの女子SPは、観ていて楽しくないの? ところが、そこが面白いのだが、ロシアの女子4選手以外の選手の方が観ていて楽しい。

 まず、アメリカのワグナー選手、23歳。その演技は、観るからに優美だ。他の選手と異なって、ジャンプで左回りというか、時計回りに回るのがいい。ジャンプでミスが出て、60.24で6位。

 しかし、ワグナー選手の優美な演技は、これぞフィギュアスケートの演技である。点数は出ないものの、味わいというか、雰囲気あふれる演技である。ここまでくると、現行の採点基準は果たしていいのだろうかと思ってしまう。

 点数がいいだけで、素晴らしいとは言えない演技。点数は出ないものの、雰囲気あふれる演技。後者の方が観ていて楽しい。

 そして、日本の本郷理華選手、18歳。本郷理華選手の演技を観るのは、今回のグランプリファイナルが初めてだ。

 冒頭の3回転、3回転、良し!! その後を含め、演技全体がバランス良く、大きく観える。堂々としている。いいね!! 

    結果は、自己ベスト更新の61.10点で5位。見事である。全選手の演技を振り返ると、本郷理華選手の得点は61.10点だが、出来栄えは、4位のポゴリラヤ選手、16歳の61.34点、3位のラジオノワ選手、15歳の63.89点の各演技より良く観える。

 本郷理華選手は、宮城県仙台市の出身だ。彼女は、仙台市の出身には珍しく美人である。我が国において、秋田美人や津軽美人はいるが、仙台美人はいない、と広く言われている。なのに、本郷理華選手は、キリッとしていて、見栄えがする。華がある。

 そして、試合後のインタビューを観ると、いかにも純朴なところがいい。好感が持てる。そのうえ、美人とくれば、まさに「本郷理華選手、日本のホープ現る」である。この先、本郷理華選手の活躍が大いに楽しみだ。

 頑張れ、本郷理華選手!! 頑張れ、本郷理華選手!! 


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