高橋大輔選手・「フェアプレー精神」
2014年9月9日、テニスの全米オープン男子シングルス決勝が行われた。錦織圭選手は、クロアチアのチリッチ選手に3－0のストレート負けを喫したものの、堂々の準優勝に輝いた。
これは、今を生きている日本人の大部分がこれまで耳にしたり、目にしたりすることがなかった、まさに歴史的快挙である。
なぜか。それは、錦織選手が今回準決勝に駒を進めたこと自体、テニスの男子シングルスで、日本選手として、四大大会では81年ぶり、全米オープンでは96年ぶりのベスト4進出であるからだ。
日本中の朗若男女が錦織選手の快挙を称え、祝福している。とりわけ、日本中の子どもたちが目を輝かせ、錦織選手を憧れのまなざしで観ている。
スポーツって、いいな。スポーツ選手って、素晴らしいな。
それだけ、スポーツとスポーツ選手が子どもたちに与える影響は大きく、大事である。
で、スポーツとスポーツ選手のいいところは何か。それは、スポーツマンシップに裏打ちされているからである。スポーツマンシップは、フェアプレー精神であり、ルールの遵守、公正なプレーの尊重、相手選手に対する尊敬や賞賛等を中身とする。これを一言で表現すれば、正々堂々の精神である。
いやしくも、スポーツに携わる者は、正々堂々と行動しなければならない。卑怯な行動は、論外である。
2014年9月7日、ツイッターである人がしたツイートを数多くの人々がリツイートした。元のツイートは、毎日新聞の同日付け東京朝刊の「みんなの広場」に掲載された投稿記事を紹介するものである。
「キス強要」なぜ不問、というタイトルの投稿記事において、63歳の会社役員の投稿主曰く。
フィギュアスケート男子の高橋大輔選手にキスを強要したと報じられた日本スケート連盟の橋本聖子会長は1日の理事会に出席後、会長職に留任することを明らかにした。
会議冒頭で引責辞任する考えを伝えたが、慰留されたという。また、日本オリンピック委員会（JOC）の常務理事、選手強化本部長の役職についてもJOCが不問に付したことを受け、続投する意向を示した。
ここには二つの問題がある。まず理事会が慰留した理由、JOCが不問にする理由は何なのか。これを国民に分かりやすく説明する義務がある。次に橋本氏は引責辞任する必要がなぜなくなったのかを説明しなくてはならない。
スポーツは単に技術が優れていればよいのではない。金メダルを取ればよいのではない。スポーツマンシップを磨くことこそ、スポーツの真の目的であることを忘れてはならない。
この投稿記事を拝見し、投稿主の方がおっしゃるとおりである。
ソチ五輪後の打ち上げの際、橋本聖子が高橋大輔選手に対して行った行為は、明らかに、セクハラ・パワハラである。写真付きの週刊文春の記事を読み、2枚の写真を見れば、一目瞭然である。
セクハラ・パワハラは、「基本的人権の侵害」に当たるものであり、決して許されない。セクハラ・パワハラは、男から女に対するものも、女から男に対するものも、同じく許されない。男女平等や人間の尊厳を尊重する以上、当然、両方ともアウトだ。
男女平等や人間の尊厳を尊重する立場からは、当然、橋本聖子の本件セクハラ・パワハラを重大問題視し、橋本聖子は、糾弾され、弾劾されなければならない。
これらを無視する橋本聖子はじめスケ連幹部、JOC竹田会長はじめ日本のスポーツ界の幹部連中は、常識や良識がゼロだ。それだけでなく、卑怯だ。スポーツマンシップに違背する彼らにスポーツに携わる資格はない。こんなアホ女どもは、みんな、辞めろ。うせろ。恥を知れ。
「スポーツは単に技術が優れていればよいのではない。金メダルを取ればよいのではない。スポーツマンシップを磨くことこそ、スポーツの真の目的であることを忘れてはならない。」。
くだんの投稿記事にある、スケ連理事会冒頭における橋本聖子の引責辞任する考えの表明、理事会による慰留、それ以前のJOCによる不問は、すべて出来レースである。
しかし、考えれば考えるほど、橋本聖子は、破廉恥な人間である。スケ連理事会で「引責辞任する考えを伝えたが、慰留された」だと。真面目に「引責辞任する考えを伝えた」のであれば、慰留されても、当然辞任するのが常識である。
橋本聖子が高橋大輔選手に対して行った行為は、明らかに、セクハラ・パワハラである。JOCが不問に付すること自体、間違いである。だから、アホなJOCが不問に付しても、JOCの常務理事、選手強化本部長の役職について、当然辞任するのが常識である。
それを、慰留されたからスケ連会長の引責辞任は撤回、不問に付されたからJOC役職は続投だと。このおなごは、本当に破廉恥極まりない。
橋本聖子は、「お天道様が見てるから悪い事はしちゃ駄目」という言葉を聞いたことはないのだろうか。ないんだろうな、こんなおなごは。
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