高橋大輔選手・「中年ババアの“けじめ”」
2014年8月22日、東スポの配信ニュースは、次のように伝えている。
日本スケート連盟の橋本聖子会長(49)がソチ五輪後の打ち上げの際、フィギュアスケートの高橋大輔(28=関大大学院)に「無理チュー」したと写真付きで週刊文春に報じられた件が、まだまだ波紋を広げている。
21日、高橋が公の場に姿を見せ、騒動について謝罪した。“被害者”の方が大人の姿勢を示した一方で、渦中の橋本氏は入院を理由にコメントを出したのみ。橋本氏の影響力が強いスポーツ界からは「五輪の申し子」に“けじめ”を求める声が上がっている。
東スポのこの記事は、物事の捉え方が甘い。橋本聖子が高橋大輔選手に対して行った行為は、「無理チュー」などという生易しいものではない。写真付きの週刊文春の記事を読み、写真を見れば、橋本聖子の行為は、明らかに、セクハラ・パワハラである。
男女平等や人間の尊厳を尊重する立場からは、当然、橋本聖子の本件セクハラ・パワハラを重大問題視し、橋本聖子は、糾弾され、弾劾されなければならない。
橋本聖子という中年ババアがイケメン高橋大輔に太いことをしやがってとか、逆に中年ジジイに浅田真央選手がやられたら大問題になるよねとか、で済ますような問題ではない。ましてや、不問に付すなんて、論外である。
ところで、セクハラって、どういうことか。分からないことは何でも、ネット先生が教えてくれる。
① セクハラは、セクシュアルハラスメントの略称であり、「性的嫌がらせ・性的おびやかし」という意味である。
② ハラスメントとは、望まない行為を受けることであり、「基本的人権の侵害」に当たる。
③ パワハラは、パワーハラスメントの略称であり、例えば、会社での上下関係を、個人的な人間の上下関係として使う暴力のことである。例えば、上司が会社でのある仕事がほしいならセックスをさせろというセクハラは、セクハラであると同時にパワハラである。
④ セクハラは、時・場所・相手をわきまえずに行われる行為であり、相手を不愉快にさせる性的な言動を指し、大きく分けると「対価型」と「環境型」の二つになる。
⑤ 「対価型セクハラ」とは、条件と引き替えに肉体関係を要求することなどである。
⑥ 「環境型セクハラ」とは、行為がされることで、働きづらい環境が作られる行為を指す。
ア 視覚型 人前で性的な記事が出ているスポーツ新聞を広げるとか、相手の体をなめまわすように見るなど。
イ 発言型 性的な発言や質問をする、性的なうわさを流す、肉体関係を迫る発言をするなど。
ウ 身体接触型 相手の背後を通りすぎるたびに、身体の一部をさわるなど。
セクハラ・パワハラは、男から女に対するものも、女から男に対するものも、同じく許されない。世間での発言の中には、女から男に対するものはセクハラ・パワハラに該当しないかのような発言がある。こうした発言は、間違いである。男女平等や人間の尊厳を尊重する以上、当然、両方ともアウトだ。
写真付きの週刊文春の記事を読み、2枚の写真を見れば、橋本聖子の行為は、明らかに、セクハラ・パワハラである。
橋本聖子曰く。「キスを強制した事実はない」。「誤解を招くようなことがあったとすれば、気を付けなければならないと反省しています」。
セクハラ・パワハラの意味も理解不能で、事の重大性も無視する橋本聖子参院議員。この人間には、議員の資格はない。即刻、参院議員を辞めよ。
また、正々堂々さとルール遵守を旨とするスポーツ界幹部の資格もない。即刻、スポーツ界関係役職を辞めよ。
それらが橋本聖子に求められる“けじめ”である。
私の人気ブログランキングへの応援のため、
ポチッと↓をクリックお願いします。